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2020年2月18日 (火)

旅かめら

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ふだん、「写真撮りに行くよ」って時のおさんぽは
一眼レフカメラを持って行く。フィルムかデジタルか、両方か。

「買い物だよ」や「ご飯かな」の時はコンパクトカメラ。

でもって「旅に出るよ」なんて場合は全部持って行く。
初めての場所やタイミングによってはものすごい勢いで
フィルムカメラが活躍する日もあるし、デジタルだけのこともある。

今回の雪見遠足の青森・函館の旅はほとんどちいさいコンパクト。
フィルムは結局2本だけ(ふだんだったら10本以上使うはず)。
コンパクトカメラで撮った枚数は940枚を超えている。

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それはけして撮りたいものが少なかったのではなく
むしろ近い距離感で撮っておきたいものがたくさんだった。
そうなのだ、よりリラックスできて充実した旅だったという事なのだ。

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僕が旅カメラに求めることは、
まずそれなりに小さいこと。ポケットに入ること。
操作は簡単なこと。
個人的好みで絞り優先オートモードがあること。
28㎜~70㎜程度でズームすること。
AEロックボタンがあるとなおいいなぁ。
ま、ちょっと意思が出せて簡単に撮れてほどほど小さい。
そんなのがいいな。

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ただ昨今はそんなニーズはスマートフォンが解決してくれる。
携帯性は抜群だし写りもいいし、操作もかんたん。
撮った後も便利だし、うん。よくわかる。
実際に僕もよく使う。特にiPhoneのカメラは脱帽だ。
僕程度の小手先なんか相手にならないくらい綺麗に撮れる。
もうこれでいいよ。そうだね、よくわかるよ。

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でも、僕はやっぱりカメラで撮りたいな。
そう思っているのです。理屈じゃなくて感覚で。
なんだろ、利便性で言えば必然性のない話なんだけれど
あえて無駄を楽しむという事が文化だとすれば
その場の空気を乱し過ぎない程度のわざわざ感は
やっぱりちいさなコンパクトカメラ。
そう思うんですよね。

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ストラップは片側で十分だし、
レンズも据え付けで十分。

本来、一番カメラとして使い方に個性が出せれる
そんなジャンルのカメラだとそう思うんだけどな。

残念ながらコンパクトカメラというジャンルは
もはや残骸でしかない。
新しく買おうと思ってもなんと選択肢の少ないことか。
一方でミラーレス機の多いこと・・・。
ねこも杓子もレンズ交換する必要はないわけで、
ただデジタルカメラというものは本質的に常に新しいが
求められる宿命を持っている。理解はできる。

Dscf1062
ながながと書いてきたけど、だからどうだということはないのです。
どんなことでも、いつまでも同じように同じやり方で
継続できるなんてことはまずないわけで、
その時その時、合わせながらそれでいてぶれないような
そんな写真のある暮らしをしていきたいな。ただそれだけ。

高級過ぎない普段使いで品のあるちいさいカメラ、欲しいなぁ。

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(写真はみんなxq-1で撮影)

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