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何日か前、久しぶりに東京へ。
東京って街はなんだろ、とても美しいな。
そう思った。
都市機能は圧倒的に優れているし、
ちょっと歩けば下町もある。
なにより緑が多い。
高くておいしいものもいっぱいあるし、
安くて旨いものもいっぱいある。
交通網も整っている。
そりゃ、地方から人が行くわけだよ。
で、静岡の人口問題を考えてみる。
いくつかの歴史的前提があって、
「現代の都市の規模と役割は江戸時代の藩規模によって決まる」
そう思っている。
たとえば学生時代に暮らした岡山は
江戸時代、池田の殿様の大藩で
都市機能はほぼ岡山市に集約されている。
岡山市・倉敷市・津山市に県の人口の70~80%が集中している。
一方、静岡はどうかといえば、
静岡市・浜松市・沼津市で県人口のだいたい半分くらいで
それ以外にも10万人以上の街が東海道に沿って連なっている。
要するに中規模都市だらけなのだ。
東京から名古屋までそれは同様で、
しかも新幹線で東京や名古屋まで1時間半あれば行けてしまう。
十分日帰りの行動範囲だ。
もうひとつ、静岡市の特徴として
「昔から人が住み着いている割にそれが連続していない」
実はこれが致命的なのだと思っている。
暮らしと文化が目に見える、もしくは感じられる範囲で連続いていない。
登呂遺跡の時代はいろいろ分かる。
でも古代から中世初頭までどこでだれが何があったかが分からない。
今川が作り、代を重ねた街は武田に焼かれ、いわゆる「古刹」はない。
武田は江尻を拠点として、そのとき駿府はどうなっていたのかわからない。
その後、家康が街を作る。
幕領だったため、いわゆる家や藩としての一体感と文化の熟成が弱いまま、
戦前の大火と空襲で2度焼かれたために江戸時代のものもない。
残っているのは町割りだけ。
お祭りでも、静岡は廿日会祭だけれど他の地域にくらべてどうだろうか。
焼津の荒祭り、藤枝大祭、掛川大祭、島田の帯祭り、どうだろう
これらほど街を挙げて全体で未来へつないでいるだろうか。
逆に秋の大道芸は現代の祭りとしてこれに準ずるような位置を
作りつつあり、これはとてもいいことだと思う。
都市機能として大都会にかなわず、
街の緑化でもかなわず、
歴史的な重みもない。
それをきちんと認識してこれからの静岡の街をどうするか、
そこからだと思うんだ。
都会の真似をしても絶対負ける。
何が強みなのか、強みにするのか、それを考えないと。
だからさ、肉フェスとかやってる場合じゃないと思うな。
そもそも、GWにだよ一企業の営業活動のために
街中心部の市民公園が占有される、ってありなの?
市はなにを考えてるんだろ。
静岡の街のコンセプトはなんですか?
どこに軸を置くのか、それが重要。
そうじゃなければ人口減少っておさまらない、そう思うな。
(あと、アピールが下手だと思う、他の都市とくらべて)
背伸びせずに普通に暮らせる街、ってのも地味だけどいいよね。
高いレベルで実現するのは大変だけどね。
4月のお祭りは浅間さんの廿日会祭。
駿府公園じゃなくて、浅間神社へお散歩へ。
櫻はまだ咲いていない、そんな珍しい4月の静岡。
一番最初に咲くお堀端もまだまだこれから。
それでも山桜系の1本は赤い新芽といっしょに咲き始め。
にぎわいすぎている公園からすこし外れて外堀のお堀端。
花壇を眺めながらりくりくと。
櫻はまだだけど、ほかのみんなはすっかり4月。
いろんなみんなが咲いているね。
お弁当つくってしかちゃんもすこしは春を感じたかな。
櫻はきっと来週くらいが見ごろだから、また行こう。
廿日会祭は5日までだからしかちゃんもお祭りのパンフレットを見ながら
「5日はいろいろ見られるね」なんて予習中。
そんなこんなで今日は久しぶりにちゃんとした写真が(フィルムで)撮れた、そんな日。
さてさてスキャンしようかな。
(んっ、高松のフィルムそのままだ…)
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そしてもう4月になりましたが
ようやくしかちゃんカレンダーも出来上がり、ですよ。
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