思いつきな話
「市」のシンボルにわずかな期間しか存在せず、
正確な仕様も分からない天守閣をほぼ0から作るよりも
市役所本館をしっかり保存させて博物館などとして活用すればいいのに。
駿府公園は史跡かもしれないけれど、
石垣だってどの部分がいつの時代の物かもわからないし
明らかに後世、いい加減に手を加えている箇所が多い。
そもそも堀の幅だってこんなに狭くはないはず。
お城の魅力はやっぱり作事よりも縄張。
でもって、些細なものでも「現存」する部分。
そんなものから膨らむ空想力が歴史好きには楽しいわけで。
やるんだったら今の公園をすべて更地にして掘り起こして
新しい城址公園を作るくらいじゃないと全然魅力はないと思うな。
何年かかるかわからんけど。
今の公園内の案内掲示にはかつての「駿府会館跡広場」が
なにやら『天守台跡」のような表記になっているけど
きわめて不正確。だってそこは二の丸だもの。
もし、内堀を正確に掘り起こさずに二の丸に天守閣を作ったりしたら
失笑どころか大恥。
駿府公園のイベント広場的な役割や災害時の対応スペースとしての
意味を考えれば、何年もかけて新しく城址(らしいもの)を作っても
どうなんでしょうかね、と思うのですよ。
少なくとも僕は城好きとして想像力を喚起されないし(=魅力なし)、
市民として街のなかのフリースペースを失うわけでデメリットだなぁ。
観光資源として経済活性化したとして築城費用と維持のランニングコストが
ペイできるのかしら。無理じゃないかなぁ、うん。
なんかもう、一昔前の策だと思うな、城を建てるって。
歴史の楽しさは想像力、現存していることが大前提。
とりあえず、今ある石垣をすべて調査してそれぞれが
いつの時代に作られたものかを正確に表示すること、
それが「史跡」としての最初だと思うな、ほんとに「史跡」ならね。
と、いうわけで。
わざわざ平成の今更にお城を新築しなくてもさ、
築80年近くになる市役所本館をシンボルにすればいいじゃん。
あれはいいものですよ。
ついでに葵区役所は東静岡へ引っ越しして別館の空きスペースへ
文化財管理センターでもつくりゃいいじゃん。
登呂から現代までの歴史が分かるような、ミニチュアやジオラマいっぱいで。
いいと思うけどな。
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