いつかの奈良で
そんないつかのひとり遠足^^。
いやいや、ひとり+しかちゃん遠足の日。
前の日は夜シフトだったりして寝たのは1時すぎだけど
えいやぁって5時おきでカメラとフィルムをいれたらもういっぱいの
新しいちいさいカバンをぶらさげて久しぶりの遠出の日。
朝の新幹線に乗るためにりくりく歩く朝の時間。
なんで歩きかっていえばまだまだバスの時間にならないから、うん。
何気ない住宅地(町外れのところだけれど)の歩道で
にょろって青大将!久しぶりにしかも歩道でおっきなへびと出会って
ちょっとびっくり。
それでもちょうどいい時間に駅までついて
どしよかなって思うけど、えいやぁ!って買っちゃう切符の先は奈良なのだ。
朝ははやかったからご飯はまだで、行ってみるのは改札前。
いつもの売店は東海軒。
朝も6時半だってのにしっかり並んでるお弁当。
静岡の人にはあたりまえのこの景色もいまどきの地方では
めずらしいこと、なのかもしれません。
サンドイッチに助六に鯛めし、そしてやっぱり幕の内。
朝だから親子めしがあればそうしよかなって思ったけれど
まだ出来てないみたいだからここはやっぱり幕の内(笑)。
ちいさいバックに駅弁さげて駅のホームで待ってると
やってくるのはまず「こだま」。
「ひかり」に乗ろうかって思っていたけど静岡発だしこだまの方が
ゆっくりご飯も食べれるからまぁいいや。
とりあえず乗り込む「こだま」号。
さっそく広げる東海軒の幕の内っ。
いつもとおんなじで美味しいね。
って電車の中で気がつくのはこの大きさを重さのバランス。
置いても持ってもものすごく食べやすいなぁ。
掛紙がなくなってフタ代わりのボール紙になったのは残念だけれど
中身はしっかりいままでとおりのお弁当。
いろんな駅の駅弁屋さんがなくなっていく今日この頃、
いつまでもちゃんとあってほしい東海軒の駅弁なのです。
あれ?静岡の駅弁の話でおわっちゃう?(笑)
そんなこんなで9時まえには京都着。
こだまだって十分はやい、新幹線。
新幹線の改札から奈良線ホームはすぐ横だけどみやこ路快速までは
ちょっと時間があるから連絡通路を一往復^^。
なんてやってるうちに入ってくる快速電車。
みやこ路快速は京都~奈良の往復運転、いったりきたり。
たどり着いた奈良はいい天気。
それにしても駅の工事はいつになったら終わるのかなぁ、奈良駅。
ちょっとこぎれいになった三条通りの商店街をりくりく抜けて
やってきたのは猿沢池のおみやげ屋さん。
そのうちのひとつはしかちゃんのご実家なのだ、そうなのだ。
ね、しかちゃん。
そんなこんなではじまる夏の遠足、奈良の巻。
予告編だけで終わりそうな勢いだな、うんうん(笑)
*****
そんなこんなで猿沢池から興福寺。
長い石段のぼりながら、もうすっかり暑いなぁ。
工事が始まった(?)金堂のよこから五重塔。
あぁ奈良、だね。うんうん。
ちいさいカバンからえいっってカメラを取り出して
木陰にそって進んでみましょうそうしましょ。
いつもは一の鳥居からまっすぐ進んでいるけれど
今日はちょっと先に寄り道で。
池のよこの芝生の広場の柿の木はふさふさ葉っぱを広げながら
その下でまだまだ青くて小さい柿の実たちをこっそり子育てまっさい中。
今年もいっぱい実る、かな。
葉っぱが赤くなるころにまた見上げて見れたらいいなって、うん。
鹿さんたちも暑いから木陰なところでくつろいでるね。
なんて思っていると飛火野のおおきなくすのきの下からホルンの音色?
いろんなところからまっしぐら。鹿寄せなんだね。
でも「そんなのいいよー」ってマイペースでめりめり葉っぱを食べてる子、
そんな子はなんだかいっそうかわいいな。
大きくなりかかった小鹿がおおくて
あまえたような鳴き声でかあさん鹿のあとからひとりふたり、そろって歩く。
そんな姿はやっぱり、いいなって。
参道からちょっと脇の禰宜の道、歩いてみる。
街のよこの原生林。やっぱりこれは不思議だなぁ。
そう思うけど、どんな街でも古い社のところには見上げるようなおっきな木。
あれとおんなじようなもので、それが森や山の規模で残っている。
そう思うえば納得でなおさら大事にしないとね。
そんなことをしかちゃんに話しかけながら森の中の禰宜の道。
春日大社についた頃にはもう疲れちゃった^^。
若さがないなぁ、もう。若くないもん、うん。
春日大社におまいりして、若草山のふもとから東大寺。
ふもとから見上げる若草山と空と雲、ちょっぴり色付く葉っぱといっしょに
いい景色だなぁ。
おりからちょうどお昼時。
いつもの三月堂の前のお店で「きつねうどんとかやくごはん」を食べようと
のぞいてみると混雑中。
おなかもすいたし、暑くてお疲れぎみだけどちょっとまわりで時間あわせ。
そうもしていると空いてきてやっぱりいつものきつねうどんとかやくごはん。
うまうま^^。
ごはんも食べて休憩すんで二月堂。
石段がちょっときついなぁ^^。
上ってみればいい天気の空で生駒山まですっきり見える。
居合わせた団体さんのガイドのおじさん、真顔でおもろいこと言ってるなぁ。
降りてく石段。
ふと横をみるとトカゲも散歩。はやく日陰までお行きなね。
下のほそい水路?には沢がにたちがあそんでる。
そんなのも思いがけずに楽しいね。
秋のトンボもいっぱいだね。
さてさて、つぎは大仏さん。
*****
降りてきた先は大仏殿。
大仏さまはいつもとおなじででっかくてしかちゃんいっしょに見上げて見る。
ちょうど小学校と中学校の団体といっしょで大わらわ。
差し込むひかりをつづりながらゆっくりゆっくり。
後ろからみると「あーやっぱりおっきいね」そう思うな。
表の参道は観光の人と修学旅行と鹿さんたちでいっぱいで。
鹿せんべいのお店のまえで鹿さんたちはみんな並んでスタンバイ^^。
おしりそろえて待っているね。
暑さのせいかもうお疲れ気味^^。
博物館はどうしようかなって思ったけれど、あれはあれで疲れちゃうから。
(「観る」というのはものすごく、疲れます。本気で観ると)
そのまま鹿たちをながめながらちいさな松ぼっくりを拾い上げ。
1こだけもらって帰ろう奈良の松ぼっくり。ね、しかちゃん。
猿沢池横のおみやげ屋さんはひとつふたつと店開き。
しかちゃんのご実家はまだみたいだね。
向かいのお土産屋さんに入ってみる。
いたいた、しかちゃんのお友達たち。
みんなかわいがってもらえるといいね。
そんなこんなで駅まで来るとちょうど夕方前の頃。
みやこ路快速で帰りますよ。
*****
で、帰ってきた京都駅。
さぁ、駅弁買って食べながら帰りましょうね「こだま」でね。
って思って探してみても…
あれれ、京都駅荻乃屋さんのお弁当が見当たらない。
ホームの荻乃屋さん売店にはなんでだろ柿の葉寿司だけこっそりと。
(実は朝もそんな感じだったので不安だったのです。)
京都の駅弁をたのしみにしていたのに残念無念。
どうなっちゃったんだろう、心配だなぁ。
無論、JRパッセンジャーのお弁当やなにやらはいっぱい売っていたけど
なんだかがっかりして「そうだ、米原で駅弁だ」なんて思っちゃう。
こだまで一駅先の米原に。
でも、ここでもタッチの差で「湖北のおはなし」が売り切れちゃう。
ホームに下りたときにはまだあったのだけれど
待合室の売店を見に行っているあいだになくなっちゃった…。
むむっ、痛恨のミス。
おなかすいたよー
仕方がないので名古屋駅^^。
結局いつもの「からあげ弁当」になんだかくやしくなってもう1こ(笑)。
これは初めてだな、の「とり飯」。
もうやけくそで2ことも続けて食べちゃってすっかりおなかがいっぱい。
21時すぎ帰ってきた静岡駅。
ホームの売店はもうしまっているけれど改札前のいつもの売店は
しっかりいろいろ駅弁そろえて販売中。
やっぱり東海軒ってすごいなぁ。
*****
ひさしぶりのひとり遠足の日記の最後は
こんな駅弁のおはなしでおしまい、なのです。
うん。
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