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2013年8月18日 (日)

AF35ML

2013081801

先日、カメラを買った。
何気なく立ち寄ったリサイクルショップのジャンク箱。
ふと、見つけたのはキヤノンAF35MLのクォーツデイト。
ほとんど傷のないボディに純正のキャップ付き。
そっと手にとってキャップをはずして見ると
レンズもぴかぴかでレンズ内のほこりもない、
ほとんど新品みたいな、315円。

帰ってきてから電池を入れてみると
巻き上げも、巻き取りも動くし、シャッターも切れる。
どうやら、思ったとおり完動品、F1.9の40mm。

 *****

このカメラには思いいれがある。
正確にいえば、このカメラではなくてベースになった
クォーツデイトの付かない方。
実は僕のはじめてのカメラはこれなのだ。

僕がまだ小学生だったころのある日、
父が「家にもカメラがほしいな」と言い出して
近所の写真屋さんへ行って買ってきたカメラが
AF35ML、いわゆる『オートボーイスーパー』。

写真屋さんって言ったて田舎町にあるちいさなお店。
ちなみに2階は撮影室で入学の記念写真も撮ってもらったな。
で、そこのちいさなショーウインドウにあったこのカメラが
家にやって来たのです。
職人的な仕事をしていた我が家にとって当時の金額で50000円って
かなり思い切った買い物だったと思うし、そんなこともあって
とてもとてもうれしかったし、楽しみだった。

調べて見ると1981年発売らしいのでそれこそ発売当初のピカピカ^^。

もちろん「我が家」のカメラなので勝手には使えないし
フィルムや現像にもお金がかかるから年に1回とか、
修学旅行のときなんかしか使わなかった。

それでも大学に進学して実家を出るときに
『これ、持ってくよ』って荷物に入れたそのカメラ。
大学時代も趣味で写真をしていたわけではないので
それこそ月に1~2本程度しか撮らなかったけど、
それでもそのとき撮ったいろいろは
今でもちゃんと覚えている。

今、見返してみても、彩度がちょっと低めでそれでいて
かっちりしたやや硬質な写りはいいな、そう思う。

このあたりのリサイクルショップでは
なかなか見かけずにいたけれど、思いがけずに。

カメラとしてもかっこいい。
最初に手にした『カメラ』とは違うけれど同じなカメラ。
ちょっと、いやいやとても楽しみなのです。

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